PRODUCTION NOTE

「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」プロデューサーが綴るプロダクション・ノート

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プロダクション・ノートVol.54「MA作業」

編集の仕上げの最後として、MA作業というのがあります。MAとはMulti Audioの略です。今まで編集してきた映像素材、音楽、効果音、整音やナレーションをしたものを全部あわせて作品を仕上げる作業になります。この作業で最後の微調整をして作品が完成します。この映画もそうでしたが編集担当と監督がメインで進めてい...

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プロダクション・ノートVol.52「RAYの主題歌」

RAYさんは、大阪堺出身のレゲエ・シンガーで2017年にビクターに移籍し、リリースしたメジャー第1弾配信シングル「アイライフ」がiTunesレゲエ・チャート1位/総合チャート18位となりました。はじめレゲエ・シンガーと言われて、正直この映画に合うのかなと思ったのですが、初めて聞いた時に、この歌声ならいけると...

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プロダクション・ノートVol.51「音楽プロデューサー」

音楽について前回に話をしましたが、元々篠原監督は音楽にこだわりが強い監督です。そのため、主題歌もできれば書下ろしでという話もあり、制作予算でははまらないと思い、音楽プロデューサーの渡邊頌平さんに参加してもらい組めるレコードレーベルを探すところからやってもらいました。そして、ビクターエンタテインメントさんが乗...

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プロダクション・ノートVol.50「音楽について」

音楽については、篠原監督から早い段階で、GENさんを使いたいという話がありました。GENさんは、2006年後半から右手の局所性ジストニアが酷くなり演奏が困難になったそうですが、定位脳手術を受けられ回復して再び演奏ができるようになった方です。幼少からヴァイオリン、ピアノを弾いていたため、それらを取り入れた音楽...

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プロダクション・ノートVol.49「120分以内に仕上げる意味」

映画の尺は120分以内にしようという話が良くでます。それは、120分以上だとお客が長く感じるからという話もありますが、それ以上に映画館としては、短い尺で1回でも多く上映できるほうが収入増になるため最近の作品は80~100分くらいの作品が多いです。もちろん、最近の制作予算も少なくなっていて撮影日数も少ないため...

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プロダクション・ノートVol.48「ナレーション、アフレコ作業」

音関係の編集作業に、ナレーション作業とアフターレコーディング作業があります。ナレーション作業は、映像に合わせてナレーションを入れたい場合、スタジオで映像の尺に合わせてナレーションを録音します。また、撮影の現場で、キャストの声も録音してますが、雑音などによって、どうしても聞きにくい場合などは、スタジオ等でその...

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プロダクション・ノートVol.47「整音・効果音」

編集作業の中で、音関係の作業もあります。今回取り上げている音関係というのは、音楽ではなく、整音と効果音に関してです。前述で映像の色彩を補正する作業のカラコレを取り上げましたが、音で言うと整音になります。具体的にはノイズの低減や音量や音質の調整作業などです。スタジオなどの場所でない限り色々な音が録音されます。...

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プロダクション・ノートVol.46「カラコレ」

編集作業の中にカラコレと呼ばれている作業があります。これは、Color Correctionの略で、映像の色彩を補正する作業のことです。この作業をすることで作品のトーンを決めたりします。また、前後のカットの色味をあわせて違和感がないようにする作業のことです。これをやらないと例えば青い空のシーンであっても続く...