プロダクション・ノートVol.10「映画らしい映像」
篠原監督と脚本を進めていく中で、セラピストを描く中心は、勿論、リラクゼーションスペースになるが、動きもないし、映画らしい映像にならないということが問題になりました。もっと広がりのある映像を撮りたいというところから野球シーンと富士山静養園シーンを撮ろうという流れができました。
特に森林セラピーというのを提案してきたのは監督で、そこから富士山静養園で撮影という流れになりました。また、以前、野球の一流ピッチャー役を野球未経験の人をキャスティングして撮影が苦労したことがあり、今回は、野球経験者から選びたいと監督から話がでました。こういう監督のこだわりは、良い作品につながるので重要だなと思いました。