プロダクション・ノートVol.14「シナハンとロケハン」」
脚本を進めていく上で、重要なことのひとつにシナリオ・ハンティングというのがあります。これは、あるシーンで使う場所について脚本を仕上げる上で、実際にその場所に行ってみないと書けないことがあります。そのため、脚本家と監督などで、その場所に行って実際に見たり聞いたり体験したりして、それを脚本に反映していきます。これが、シナリオ・ハンティングです。また、脚本が固まり、撮影をどこで行うか、どうやって行うかを確認しに行ったり、段取りを作りにいったりするのは、ロケーション・ハンティングといいます。これも撮影をスムーズに行うのに必要であり、カメラマンや助監督やラインプロデューサーが一緒に行って確認することが多いです。次回は、シナリオ・ハンティングもロケーション・ハンティングにも行った富士山静養園について書きます。