PRODUCTION NOTE

「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」プロデューサーが綴るプロダクション・ノート

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プロダクション・ノートVol.28「スタッフ・ルーム」

撮影が近づくと、通常は、スタッフ・ルームというのを設置します。これは、メインは制作部と演出部ですが、必要に応じて、その他のスタッフもここに集まります。スタッフの多くは、別な会社から集まっているケースが多いため、実務的な業務をこなすだけでなく撮影前にお互いのことを知るためにも役に立っています。

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プロダクション・ノートVol.27「日々スケジュールの作成」

総スケが決定すると、毎日の撮影について詳細なスケジュールを作成します。これを日々スケと呼んでます。 日々スケには、スタッフの集合場所、集合時間や俳優毎の入り時間と場所、そして、その日に撮影するシーン毎のどの役の人が出演するか、おおよその撮影開始時間とページ数などが掲載されています。また、撮影に重要な特筆すべ...

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​プロダクション・ノートVol.26「全体スケジュールの作成」

ロケーションも決まってくると、撮影の全体スケジュールを組んでいきます。このスケジュールを総合スケジュール、総スケと呼んでいます。スケジュールを組むのは、パズルをはめていくような作業になります。俳優によっても撮影NGの日があったり、それを基に撮影場所を割り当てていくのですが、移動時間や撮影が延びたとき、または...

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プロダクション・ノートVol.25「撮影場所の決定」

脚本が進んできて、いよいよ撮影場所を探す段階になります。 富士宮市の富士山静養園と日月倶楽部は、確定として、時間を要したのは、主人公が配属されるお店をどこにするかです。お金と時間があればセットを作るのが撮影するにもスケジュールを組むにも楽なのですが、今回は、実際のリラクゼーションスペースをお借りして撮影する...

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プロダクション・ノートVol.24「今回の映画の座組」

日本では、製作員会方式という手法で映画を作ることが多いです。この製作員会方式というのは、映画に関わる配給会社、DVDメーカー、音楽会社、ネット配信会社などが出資をして、それぞれの得意な分野を窓口として、収益を稼ぐという映画製作の座組です。ただ、この方式でやっているのは、世界を見ても日本くらいです。メリットも...

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プロダクション・ノートVol.23「映画のセットや大道具・小道具について」

映画によっては撮影の何か月前から仕事があるセクションがあります。それは、撮影セットを作ったり、映画の中で使うものを制作するセクションです。通常、美術部と呼ばれているセクションです。ロボットなど使う場合、実際のロボットを制作したら莫大なお金がかかります。そこで、ロボットのように動かなくても、ロボットのような金...

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プロダクション・ノートVol.22「施術指導」

セラピスト役の俳優の松井さん、橋本さん、藤原さんには、もちろん、施術指導を受けてもらい実際のセラピストになる人と同じように訓練をしてもらいました。 施術指導を受けていただく中で、施術に対する気持ちのあり方やお客への接し方も教えていただきました。俳優の方も技術だけでなく教わるものが多かったと思います。 施術監...

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プロダクション・ノートVol.21「衣装合わせ」

撮影が近づくと衣装合わせという作業を行います。これは、監督の意見や脚本から衣装担当が各キャラクターにあった衣装を複数用意して実際の俳優に着てもらい、その中で監督と衣装担当で決めていく作業です。映画で衣装は重要な役割を持っていることも多いので、映画によっては何度も衣装合わせをすることがあります。 今回の映画で...

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プロダクション・ノートVol.20「プロデューサーの仕事」

プロデューサーという仕事について書きます。映画のエンドクレジットを見ていて、何をしているかはっきりわからない仕事は、プロデューサーです。一言で言えというなら、制作資金と宣伝配給資金を集めてきて、撮影をして作品を仕上げて、劇場公開やDVDなどを発売して、資金を回収する仕事です。 ただ、プロデューサーという肩書...

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プロダクション・ノートVol.19「撮影スタッフの決定」

撮影に向けてどんどんスタッフを決めていかないといけないです。スタッフの決定も色々とあります。監督が固定のスタッフで行うこともありますし、プロデューサーがスタッフを決定していく場合もあります。最近は、スタッフの多くがフリーだったりするため監督が全スタッフを固定化することは難しくなってます。1970年以前は、撮...