映画をプロデュースすることにおいて重要なことにひとつに監督の決定があります。今回の話をいただいてから他のプロデューサーと話し合い何人か候補があげられました。

その中に日本アカデミー賞優秀監督賞をとられている篠原哲雄監督も候補にいらっしゃいました。他のプロデューサーが篠原監督は多忙だし、引き受けてくれるのは難しいのではないかという話も出ました。ただ、制作プロダクションを担当してもらうフレッシュハーツのプロデューサーの櫻井一葉さんとも話をして、ダメ元で私の方からお願いしようということになりました。櫻井さんとは、若手俳優の育成プロジェクトである「ネットシネマゴールデンエッグ」プロジェクトを数年にわたって、一緒にやっています。そこで篠原監督もワークショップや審査員をしていただいている間柄だったので、この若手育成プロジェクトの出口としても一緒に映画を作ってもらうのは意義があるとも思い、この映画の説明させていただきました。

篠原監督はスケジュールが予想通り立て込んでいるにも関わらず、即答で快諾いただき「やったー！」と思ったその瞬間のことを今でもはっきり覚えています！