プロダクション・ノートVol.4「プロット作成」
映画の企画を進めるのに大切なものとしては、映画の制作目的や規模などを記した企画書とラフなストーリーがわかるプロットがあげられます。これらを見せて監督、出資者や制作パートナーを巻き込んでいくのです。この企画書やプロットが魅力的でないと映画はなかなか前に進みません。
前述したセラピストにお会いしたので、それも参考にしてプロットを作ることにしました。プロットはプロのライターに頼むこともありますが、自分で書いた方が早いと思い今回は自分で書くことにしました。若い女性がターゲットだと言われたので、ラブストーリーで行こうとなりましたが、私の得意分野ではないですが、とりあえずプロットを書き始めました。もちろん、プロットの後、企画が前に進みだしたら、脚本家を入れて脚本を作ることになります。今回は漫画や小説などの原作はなくオリジナルストーリーなので、特に制約はないし、私が書いたプロットはその後のライターの参考程度にしてもらえば良いと思って書き上げました。プロットは横浜をベースとして書いたので、シナリオ・ハンティングをしに馬車道やみなとみらいに行って帰りに中華街で食事をして帰ってきたこともあります。